歴史

 

Lanificio Paultex S.r.l.は商品のクオリティと顧客に届けるサービスの信頼性において高い評価を受けているテキスタイルメーカーです。当社は1974年にPaolo Guarducci氏により設立され、ウール生地の生産とデニム生地の輸入を主に活動、その後1979年から1982年にかけて、2つの紡績工場を買収し、1992年には有限会社Lanificio Paultex S.r.l.へと名称を変更、同年に織機も購入しました。また2002年には整理加工場も買収し、原料から仕上げまで一貫した生産設備を有した企業です。
現在、48名の従業員と共に、年間100万メートルの生地を生産しており、その内およそ80%をイタリア国外に輸出しています。当社は設立から長い時間を掛けて、サプライヤー含め、国内外問わず多くの協業企業との堅実な関係を築いています。
経営管理、営業活動、企画開発や生産管理に至るまで全て本社オフィスで行われています。当社の経営方針は非常に幅広く、テキスタイルコレクションを世界中の主要な展示会で発表しています。コレクションは時代に左右されない伝統的な商品、モダンな手触りの無地やクラシカルな意匠柄で構成されています。
ファッショントレンドを先取りし、より幅広い市場の要求に応えることのできるアイテムを生み出すための革新的な取り組みは目を見張るものがあります。特にエコロジーの観点は当社にとって非常に重要であり、天然繊維やリサイクル素材を使用した生地の生産工程においてエネルギーの消費、化学製品の使用を最小限に抑えながら、環境に優しく持続可能はもちろんのこと仕立て映えの良いテキスタイルの生産を追求しています。
検査機関SGSによる数々の検査を経て認証を受けている優れた生産背景のおかげで、当社が生産する生地は、EU圏内で定められている生産基準を完全に満たしています。また2016年、同社の環境保護への取り組みはプラート商工会議所にも認められ、紡績から整理まで一貫した企業としては初めてプラート地区でCARDATO RECYCLED認証を取得しました。この認証を受けたすべての製品は、少なくとも65%のリサイクル原料を使用し、プラート地区で一貫生産されていることを証明し、エネルギー消費と水の消費量の削減により環境への影響を最小限に抑えていることが特徴です。
中小企業の国際化支援プロジェクト”INCENTIVES FOR THE PURCHASE OF SERVICES IN SUPPORT OF INTERNATIONALIZATION IN FAVOR OF SMEs” – REOPENING DECEMBER 2019 (POR CREO FESR 2014-2020 – ACTION 3.4.2),の支援を受け、当社もアジア圏、特に韓国と日本の市場での認知度を高め、革新的な商品の販売を拡大することを目的としたプロジェクト「PAULTEX SUNRISE」を立ち上げました。当プロジェクトの一環として、毎年パリで開催される世界で最も重要なテキスタイルフェアーPREMIÈRE VISIONへの参加を通じて、新規市場の開拓と革新的な商品の販売を目的に韓国、日本などアジア諸国市場に対する視野を広げることに重点を置いています。